ベルトラン ベスポーク　ラパルー シラー 2017 [02771052]

ベルトラン ベスポーク　ラパルー シラー 2017
オーストラリアで最も早くナチュラルなワインを作り始めたと言われていた幻のワインメーカー。ルーシー・マルゴーとウィリアム・ダウニーよりも先駆けていたにも関わらず、表舞台に一切顔を出す事が無かった為に誰もフォーカスを当てていなかったんです。作り手であるジル・ラパルーはブルゴーニュ生まれのフランス人。醸造学を修めた後にボルドー、ラングドック、トスカーナ、チリとワインメークに従事し、その後はフランスの味覚教育委員会でボードメンバーの一人として活躍していた異色の経歴はオーストラリアワインの印象とはある種かけ離れたものにさえ思えます。バックグラウンドを書いていてもスノビッシュでちょっと敬遠してしまいたくなる位です。
大きな岩がゴロゴロと転がる斜面に植えられた樹齢25年超のSryahはさながら北ローヌ。60％の全房発酵、古樽発酵/熟成。18カ月のマセラシオンの後にバスケットプレス。オーストラリア感が皆無、ブラインドで飲むとパニック間違い無しの傑作。全房由来のストーキーでラスティックな野趣溢れるスタイル、それに反して洗練されたヴェルヴェッティなタンニンと食感。媚びた果実味が無く、ダークプラムのニュアンスとコショウ、パンチェッタのアロマ。過去30年以上Australia産のShiraz/Syrahを飲んできた私ですが、最もオーストラリア感を見出す事が出来ずに混乱した1本。(インポーター資料より)

生産：オーストラリア
生産者：ベルトラン ベスポーク
タイプ：赤
品種：シラー
容量：750ml