村上農場

村上牧場は北海道の道南に位置しており、沖に奥尻島が浮かぶ日本海沿いの町”せたな町瀬棚区”の山のテッペンにあります。
牧場近くに来ると、透き通るような青い空、山々と放牧地の緑、深い碧色をした海の大パノラマが広がります。

広大な42haという放牧地をもち、ブラウンスイス牛やジャージー牛、ホルスタイン牛など、10数頭の乳牛を飼育しています。
責任者である村上健吾さんは生活の軸を『牛飼い』を基本とされており、牛たちを自然の恵みとリズムに沿いながら、のんびりとストレスフリーで育てることを大切にされています。そのような生活の中から、その恵みであるミルクを使い高品質なチーズ作りをなされています。

村上牧場のこだわり

我々は自然の一部であるということを十分認識し過度な 飼育や搾乳はせず、本来の自然や生き物のリズムに合わせて、その恵みをいただくということです。

村上牧場

村上牧場の牛たちは一年を通して、牧場のある瀬棚周辺で育ったもので育てられます。
5月~10月にかけては昼夜完全放牧にて育てられ、輸入穀物や配合飼料などのエサは一切使っておりません。放牧地の青草を中心に育てられます。また自社で牧草を育てそれを採草して乾燥させたものを、冬のエサとして利用しています。


牛たちの健康管理も自然に沿うことをモットーにしています。輸入穀物や配合飼料などで身体を大きくするのではなく、その牛種本来の成長を尊重してムリの無い育て方をします。
その為、他の牧場に比べ少し小柄になるそうです。また抗生物質などの薬も使用せず、搾乳量などを調整しながら牛自らの自然治癒力を高めることで治癒することに心がけます。
仔牛の出産も自然分娩に徹しています。

このように育てた乳牛たちは、”せたなの土地”の自然からの恵みとして『美味しいミルク』を出してくれます。量は通常の乳牛と比べ1/3~1/4しか出してくれませんが、かなり高品質です。
この高品質で美味しいミルクから、村上牧場の極上チーズは作られます。